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月影十番勝負 約束 [entertainment]

 月影十番勝負第十番 SASORIIX「約yakusoku束」 ★★★★☆                                                                                               2006年3/15(水)~2006年3/26(日)東京公演 全労災ホール スペース・ゼロ

[作]  千葉雅子   [演出] 池田成志
[出演] 高田聖子/千葉雅子/木野花/伊勢志摩/池谷のぶえ/池田成志/加藤啓

 

奈美子は凶悪事件を起こしていた。
しかし、勾留後の言動に不審な点が多々あるため、 精神鑑定をうけるべく北の地の施設へ護送されることになる。
刑務所内で様々な想いを抱えて生きる女たち。
それぞれの女たちの心が赤裸々に暴かれてゆく先に 待っていた予想だにしない展開とは・・・。

女たちと奈美子の意外な接点から
紡ぎだされる
壮絶な女たちの生きざま。

↑(R.U.Pプロデュース公式ページあらすじ)ですが、全然こんな話じゃないです。

いやあ、面白かった!

笑った、笑った! 千葉さんの作品なので暗めかと思ったのですが、成志さん、聖子さんテイストでおバカ度がアップ、エンターテインメント満載で、かなり楽しめました。

途中、う~ん、長過ぎるかなと思ったところも2回ほどあったけれど、その後の緩急を考えるとやっぱり切れない部分だし、だからそれも含めてやっぱり面白かった。

金曜日(24日)夜、千秋楽近かったせいか、官藤官九郎さん、山内圭哉さん、竹下宏太郎さん、池田鉄洋さん、菅原永二さん、前田剛さん(多分)などがご観劇。他にも演劇関係者っぽい人がたくさんいらしていたようです。

新感線で炸裂する聖子さんのエンターテインメント度と、役者としての巧さを発揮する他のお芝居と、両極端なイメージが強かったのだけれど、今回はその両方が堪能できました。ファイナルなどといわず、もっともっと続けて欲しい思います。だって、聖子さんありきじゃないと、なかなかその魅力が生かしきれないのだもの。そういえば、聖子さんはNODA MAPには出ないのかな・・・。

新感線の役者さんって、古田さんもそうだけれど、本当に「枠」に収まりきらない魅力がある。演技力もあり、かつエンターテインメント度も高くていろいろいろいろできるのに、それを充分に生かせるものがなかなかないんですね。

この舞台ではそれが充分満足できます。歌うわ、踊るわ、笑うわ・・・物語の深みは今ひとつ欠けるかもしれないけれど、お腹いっぱいの面白さ。

オープニングが映画みたいでかっこいいの。あのオープニングだけでもまた観たいな(映画みたいなのに弱いのかも。でも映画の真似っこじゃなくて、それが舞台ならではになっている今回みたいなものにかなり弱いです)

「千と千尋の~」の電車シーンをどす黒くしたような移送シーンの、波のような飛ぶように流れる風景の映像もドラマチック。

役者さんそれぞれが巧いこと!成志さんを巧いといっていいのかちょっと悩む(笑)けれど、成志さんの場合はもう個性だから。伊勢さんも池谷さんも、聖子さんも、一瞬で全く違う『人間』が現れ、全く同じ舞台空間でいながら、瞬時に違う時空へと切り替える鮮やかさ。一瞬で物語に引き込まれる魔術のような瞬間が大好き。これって絶対に映画ではできない、舞台ならではの凄さだと思う。後半の『奈美子』(聖子さん)と『のせ』(伊勢さん)の芝居で、瞬時に聖子さんが夫の不倫相手と入れ替わるあたりなどクラクラする面白さ。

伊勢さんのあのクールさと抑圧されたエネルギーの凄さ。湧き上がる大音響の中で初めて子どものように泣く表情に圧倒されます。「悪魔の唄」のキャラとかぶるけれど、ああいう役をやらせると執着する女の哀しさと怖さが滲み出して、絶品ですね。

聖子さんが『たかお』(加藤さん)と交わす会話の中で見せる姉のような笑顔と微かな色気がたまらなくかわいくて心にしみます。

千葉さんがまたかっこいい!好みかもしれないけれど、いるだけで背負ってきた人生の襞が見えるような気がする。ってこれまでの千葉さんの芝居でイメージ作っちゃってるのかな。いえ、やっぱり千葉さんがいるからこの芝居全体がしまっているのだと思う。

物語は今ひとつわからなくて、「女囚サソリ」と「約束」がモチーフだというのだけれど、『奈美子』が『きたしろ(でいいのかな?(成志さん)』に復讐するんだかしないんだか、『きたしろ』の息子がどう絡むんだか絡まないんだか。物語の方向がどっちに向かっているのよくわからない。どうやら奈美子の人が望むように『すべてを引き受けて』殺人さえ犯す哀しさと壊れた聖性を持つが故の悲劇らしいのだけど、ぷつぷつ途切れる話のひとつひとつが奈美子という女性のきれっぱしにしか見えなくて、なんだかよくわからない。

池谷さんは宿の仲居さんが抱腹で笑えるキャラ、巧いわ~なのに最後のスナックの常連さんは全くの別人。いかにもいそうな普通の人。夫への嫌悪を剥きだすあたりも決してキレキャラではなく、普通人が豹変する感じで上手いなあと思いました。

加藤さんは馬鹿でチンピラながら幼稚な純粋さを漂わせる『たかお』が秀逸。成志さんは(笑)やっぱり成志さん。大好きなんだけどね(笑)。

女たちが踊るスナックのシーン、いじましくいとおしくて好きです。ラストは「鈍獣」を思わせる余韻。

明日が千秋楽になってしまったけれど、本当はもう一回観たいな。観られる人は当日券で是非ご覧くださいな。商業演劇やオーソドックスな芝居好きの方はうえッとなるかもしれませんが、小劇場大丈夫系の方々には是非お奨めの逸品でございます。


行く前に新宿でこんなもの見かけた・・・

カラフル♪ しかも笑えるペットキャリー。ペットいないのに欲しいかも。ちょっと自分も入ってみたい?(笑)もっと大きかったら、子どもたちのお家ごっこにも楽しそうな面白いキャリーでした。

 


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パンゲア~インナーチャイルド [entertainment]

インナーチャイルド vol.11 「パンゲア」 ★★☆☆☆                                                                                               2006年3/07(火)~2006年3/13(月) 青山円形劇場

[作・演出]  小手伸也
[出演] 古澤龍児 /菊岡理紗/土屋雄/三宅法仁/穴倉靖二/小手伸也/真柄佳奈子/前田剛(BQMAP)/町田カナ(reset-N)/杉浦理史(bird'-eye view)/伊藤修子(拙者ムニエル)/吉田晋一(カムカムミニキーナ)/太田緑・ロランス(サードステージ)/狩野和馬(InnocentSphere)/中谷千絵(天然工房)/櫻井無樹(千夜二夜)/秋山ひとみ/富樫舞

~3億年前、この星の全ての陸地は一つだった…ちょうど、今の私のように~ 

ある島に漂着した一人の男。しかしそこは多重人格者である少女の心の中だった。島の住人(人格)達との交流の中で自分の存在理由に気付いた男は、島の中から彼女の「治療」を始める。「多重人格」に対してi.c.的なアプローチを見せた第四回作品。(初演説明より)

                                                                                                         開演時間に間に合わなかったんです・・・どなたかご覧になった方、暗転前までの幕開き、どんな内容だったか教えていただけません?

千秋楽、すべりこみセーフで観ることができました!

すぐに記事をアップしようと思ったのですが、すぐに書いた方が良かったのか、書かなくて良かったのか・・・というのは、多分すぐに書いていたら、星はひとつだっただろうから。観てよかったとは思うのだけど。

この劇団の公演を観るのは初めて。前から気になる劇団ではありました。

プロローグ後のタイトルシーンは息をのむ美しさ。映像の使い方、スローモーションの役者の美しさ、重なり方、音楽、すべてが素晴らしい完成度で、あれだけでも観にいった価値はあるのではないかと思えたほど。

それと、舞台の使い方は面白かったですね。円形劇場の扉をあれほど効果的に美しく使った芝居を観たのは初めてです。なぜか「ナイン」を彷彿とさせた。

また作品自体も初の再演ということで、評判もよかったのだろうし、パンゲアと自己分裂を重ねるアイデアは面白いとは思う。

だけれど、どうしても違和感が残り、感情移入できず、薄っぺらな感じがしたのはなぜだろう・・・もったいない、もったいない、と考え続けていました。だって、役者さんがすごくうそ臭く感じられてしまったのだもの。最初はそれが演技の厚みというものかとも思ったのですが、観ているうちに、おそらく他の作品ではそう感じないのではないかと思われました。何かがあの空間で違っていたのでしょう。野田MAPの舞台で観た小手さんは少なくとももっとちゃんと“存在”していたし、他の役者さんも決して下手ではないと思えるのに。何が原因かわからないけれど、不思議だったし、もったいなくて、とてももどかしく感じました。

それとは別に、どんな舞台でも思うのは、これが言いたかったのでは、と思うことを台詞で語るのはやめてほしい。台詞で説明するくらいなら、舞台で流れる時間は要らない!と思うのです。

もちろん、ただ「友情は大切だよ」と言うより、いろいろ納得できる事柄があって、その上で「友情は大切だよ」と登場人物が言えばより伝わるのかもしれない。

だから、好みなのかな。そういうのは観たくない。感じさせて欲しい。言い訳しないのがかっこいいと思うから。

この作品も、そういう部分で引いてしまいました。それがなければもっと面白くなるだろうに。もっと切実に感じられたのだろうに。愛のない世界で育ち、その中でようやく見出した希望、信頼を寄せた初めての存在であろう『北条』を自分自身が死に追いやってしまった絶望と哀しみ・・・そして分裂の、ぎりぎりの命の刹那に、もう一度生きたい、治りたいと願ういじらしさと命の愛おしさと切なさ・・・その『みさき』の魂の叫びがいまひとつダイレクトに迫ってこなかった。生きることの生々しい痛みが少しでも感じられれば、もっと共感できたでしょうに。

一番納得がいかなかったのはパンタロッサという存在。答えがわかっているのなら、試行錯誤は無意味に思えてしまう。パンタロッサは調整役程度で、さまざまな人格がぶつかりあい傷つけあいながら、パンタロッサの指示で動くのではなく、傷つきながらも手探りで自分をつかみとっていくならまだ納得できました。

最初に漂着した「男」の視点で謎に直面していくから、途中で実は少女のひとつの人格に過ぎない、と言われ、少女の内面と心情的に同化を迫られてもついていけないのです。

気になって、いろいろな方の書き込みを見てみました。再演だからこそ、いろいろできると、もう一度作り直したとのこと。初演は中野ザ・ポケットだから大きさが違うのは当たり前だけれど、舞台写真を見ても雰囲気も違うし、内容的にもかなり書き直されていたよう。初演は新谷真弓さんが客演していますね。ちょっと見たかったな。北条を演じた前田さんはBQMAPのいい加減なおちゃらけキャラが好きだったのですが、今回のような役もいいですね。

心理療法の専門用語でもある「インナーチャイルド※」を冠名とする当ユニットは、その由来通り、心理学や精神病理といった心の問題を中心テーマとしつつ、毎回、神話や宗教、民俗、歴史から物理科学や超常現象(オカルト)、そしてお笑い、といった多肢に渡る様々なエッセンスを盛り込む事で、緻密な心理描写と物語性に富む、重厚なエンターテイメントの構築と表現を目指しています。(公式HPより)

かつての公演記録や写真を見ました。モチーフはどれも面白そう。

http://www.innerchild-web.com/

いろいろ考えさせられたし、不満や疑問も残りましたが、ぜひ他の作品も観てみたい、と思わせる劇団でした。


我が家のホワイト・デーのお返し。

大好きなアンリ・シャルパンティエのクッキー などなど。

青い瓶は息子くんから。ファイナルファンタジーのポーションですって。私はこのゲームやらないのに、いったいどうしろっていうんでしょう?

「ローヤルゼリー、ブロボリスエキス、エルダー、カモミール、セージ、タイム、ヒソップ、フェンネル、マジョラム、マンネンロウ、メボウキ、メリッサ」のエキスだそうですが・・・まずっいかにもポーションのお味でした・・・

 

 

 

 

                                                                                            

 


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3軒茶屋婦人会&六番目の小夜子 [entertainment]


こわい、怖すぎるこの写真・・・
中でも右端の大谷さん、いつもとても硬派な雰囲気で、「人間風車」の哀しい刑事が大好き(ドラマ「相棒」でも刑事ですねー)でしたのに・・・

作:ジャン・ジュネ
演出:G2
企画・出演・演出:3軒茶屋婦人会(篠井英介、大谷亮介、深沢敦)

個性派という言葉では物足りない個性と、隠しきれない実力を持つ役者、篠井英介、大谷亮介、深沢敦。昔から仲が良く、たまたま家が近所だった3人が一昨年、ユニットを立ち上げた。それが3軒茶屋婦人会だ。旗揚げ公演として、本来は女性の3人芝居であるはずの「バニティーズ」を上演、チアガール姿まで堂々と披露して、観客に爆笑と感動とインパクトを与えた彼(彼女?)らが再び帰ってくる。しかも今度は、同じく女性3人芝居でありながら、内容がガラリと異なるジャン・ジュネの「女中たち」を選んできた。退廃の香り濃く漂うこの作品で、百戦錬磨の3人は、どんな手練手管を見せてくれるのか・・・

で結果は・・・「わけわからん」・・・
本日、東京は千秋楽でございますね。
が、パンフレット、迷ったけど(またしても千五百円は高過ぎ)買ってよかったですよ。
深沢さんが脚本読んで「わけわかんないわー」って思った、ってところ、ホッとしましたもの。
篠井さん「今回は、ストーリーをわかろうなんて思わないでほしいですね」-だよね~
いやあ、みんなお芝居が好きってのはわかるし、稽古してて面白いんだろうな、
これを構築していく面白さってすごいだろうな、っていうのはわかるんだけど・・・

大谷さんが前回やってから女性への接し方が変わった、
「ホント、我慢するようになったし、『ゴメンネ』と本当に謝れるようになった」
「片目でしか人生を見ていなかったって気づいた」はおかしかったですね~
はい、「ヴァニティーズ」のとき、ちゃんと女性に(うぅ、大谷さんのハイスクールチアガール・・・)見え、しかも最後は保守的で窮屈でしかも鬱屈した女性の悲哀まで見えました。
そういうメで見ると面白い。
が、純粋に芝居としてだけ見たときには「なんでこれ?!」「わけかわらん!?」

対談に参加した古ちん(古田新太さん)が四人目のメンバーに、
というより、ときどきゲスト顔出しなんかしたら本当に面白いだろうなーと思いつつ、
観終わった直後、もう3軒茶屋婦人会は観るのよそうかなと思ったけど、
うーん、どうしよう、次も演目次第かな、とパンフ読んだら少し軟化しました。

ちなみに、私が観た日は戸田恵子さん、中村福助さん、植本潤さんがご観劇。
他にもどなたかいらしていたようですが、よくわかりませんでした。
立ち見は出ていたのかな、補助椅子が出てて(潤さん補助椅子!)いっぱいでした。
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で、こちらは遂にゲットしたDVD!オークションで、やっと。
もう絶版なんですもの
もう6年前になるNHKの少年ドラマシリーズ(正式にはドラマ愛の詩)
謎が謎よぶ独特のミステリータッチ。
キャストも音楽も台本も編集も、大好きなんです。

主人公・潮田玲(鈴木杏)の通う中学校には「三年毎に生徒のだれかが『サヨコ』として三つの使命を果たすと、『大いなる扉』が開かれる」という不思議な言い伝えがある。
幼馴染・関根秋(山田孝之)に送られてきたサヨコの証である鍵で自分が六番目のサヨコになろうとする玲だったが、その年のサヨコはふたりいた・・・
自分こそ六番目のサヨコだという美貌の転校生、津村沙世子(栗山千秋)。
十二年前に死んだ二番目のサヨコの名も津村沙世子。
そこに「サヨコ」を妨害する者や、偽のサヨコが現れて・・・

それにしても、鈴木杏ちゃん、当時まだ小学生だったんですね・・・とは思えぬ名演技!天才だわ。
栗山千明ちゃんは中学生、パパになっちゃった山田孝之クンは高校1年かな?勝地涼クンは山田君の弟役でやっぱりまだ中学生。
なんと豪華な顔合わせ!みんなビックになっちゃいましたね。
『やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め漆黒の恐怖で包みこんだ』という言葉がぴったりな原作(恩田陸さんのなんとデビュー作)では高校が舞台だけれど、中学が舞台のこのドラマはまったく別物の面白さ。もっと青くて、不安な希望や夢のようなものがほの見えて秀逸です。
また再放送すればいいのに。
たくさんの人に見て欲しいお奨めのドラマです!
と思いましたら、CS ミステリチャンネルの春休みスペシャルで3月21日から全12話放送ですって。
見られる方はどうか、是非見てくださいね。


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「桜飛沫」「泥花」花びら三昧 [entertainment]

いやあ、滅茶苦茶ボケてますね。ごめんなさい、画素数の少ない携帯で・・・
楽しみにしておりました「桜飛沫」、観てまいりました。
面白い!です。

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やっと「十二人の優しい日本人」 [entertainment]


WOW WOW録画の「十二人の優しい日本人」
ようやく観ることができました。
だって今日は、お休みの日だもんね!

面白いわ、やっぱり・・・
三谷幸喜はもういいや、って思っていたのだけど。
こういうの書かせると本当にうまいですね。

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傑作!時代劇ミュージカル&抽選もれ・・・ [entertainment]


知らなかった!い、いつの間に・・・
どれほど待ち望んだことでしょう!
昨年12月にDVD発売されていたなんて!
しかもシネマ上映までされていたなんて!
手に入れつつも仕事がたてこんでいて、すぐ観られないのがジレンマですけど、
いやあ、ほんと、嬉しいです! ほんと、めでたいです!

待ってました!よっ、「鴛鴦歌合戦」!!

知らない方のために・・・

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美少年モーツァルト [entertainment]

おとといはモーツァルトのお誕生日。
仕事のBGMにつけてたテレビで今、ウィーンでの記念コンサートの映像が。

そこで思い出したのがこれ!

んー、ちょっと可愛ゆ過ぎる?女の子みたい!
これはもう、宮廷貴族のおばさま方にとってはたまらなかったでしょうね。
昨年、スイス中部のトゥーン湖畔のホテルで発見された少年期の肖像画ですって(時事通信12月9日付)

そしてモーツァルトといえば、私にとってはなんといっても
ミュージカル「モーツァルト!」の中川晃教クン!

それも、ごめんなさいね、この間の再演ではなく、あの鮮烈な初演ヴォルフなんです。
もちろん、日々成長している中川クンにとっては、より新たなヴォルフがベストなのでしょうが、
あの日生ヴォルフは初舞台ゆえの硬さとヴォルフの水晶のような気質が重なって
どうしても忘れることができないのです。
そして、あの松たか子さんのコンスタンツェの輝き!
はかなく愛しい、まさに宝石のようなふたりでした・・・(うっとり・・・)

いけない、いけない。
過去に縛られていると、昔自分が観たもののことばかり言う団菊じじいになっちゃうわ。
・・・でも忘れられない、初恋の想い出のような(どれだけあるんだ!!)
愛しい愛しい舞台でした。


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必見のかぶり物 [entertainment]


届きました!ギンギラ太陽’sの公演案内。
今回はロングラン公演に挑みます!って、やった、と思いましたら、
やはり西鉄ホール公演のみ・・・
残念!
是非、是非、また東京へいらしてくださいませ。

『その昔、まだ商品がメーカー主導で「定価販売」されていた時代に、「消費者の味方として安く売ることを目指す」流通命児たちが各地で立ち上がる。 メーカー率いる問屋軍の反撃は凄まじく、すぐに潰れるスーパーも多かった。「スーッ現れてパーッと消えるからスーパーだ!」とバカにする問屋軍。果たして、流通革命児たちが目指す「安売りの国」は誕生するのか?』

題して「スーパーマーケット三国志」。
そそりますわね。でもイラストは若干かぶりもの感が薄いような・・・

『「決めるのはメーカーじゃ」問屋王は叫ぶ』 
ほおっ、ふんふん・・・

『ユニード 老舗呉服店からスーパーへ』
ふうぅん、ユニードって博多の老舗呉服店だったんだ・・・

『薬の安売りからスタート、大阪で誕生したダイエーだが、創業当時から九州に深い関わりがあった・・・。』へぇ・・・

『掟破りの安売りをする赤札賊
倒産した店の商品を安く仕入れて売るという「掟破りの安売り」で反乱を起こす。激安価格を赤文字で書いていた事から赤札(あかふだ)賊と呼ばれた。別名、現金バッタ問屋。赤札賊の乱により国は乱れた。』
まあ、どうなるのかしら・・・気になるわ!見たいわっ!

昨年のパルコ劇場公演は実にほほえましい心温まる舞台でした。
開演前の突如の半強制写真撮影タイムといい、
終演後に偶然あったトークイベントといい、
そのときに初めて知ったのだけど、東京から福岡まで観に行っていた熱心なファンもいらして、
最初はちょっと教育テレビっぽいかな、と思ったのもつかの間、
ぐんぐん引き込まれ、実に気持ちよく素直に感動してしまって、
あら、私もまだそれほど穢れてないかも、なんて思えてしまったのでした。
また来ないかな、早く来ないかな、と心待ちにしておりましたのに、
残念、まだいらしてはいただけないのですね。

早く早くおいでくださいまし。
これは先回のパルコ公演「翼をくださいっ!さらばYS-11」から。

可愛いでしょ?
たった一機で新規参入したスカイマークに高飛車なJAL,ANA,
そして、そんな両機に媚を売っていびるJASが笑えました。

初のロングラン公演が、「なんと今回は10日間」って、もっと自信もっちゃってくださいっ。
だけど、なかなか難しいのでしょうね。
大好きな桟敷童子だって、なかなか完売にならないのだもの。
チェルフィッチュとかグリングは早いですけども。
そういう傾向なんでしょうかしら。いいのにな。
どなたかご覧になったら記事載せてくださいねっ。情報お待ちしております。


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贋作 罪と罰 [entertainment]

やはり私には理解力が足りないのでしょうか・・・
いったい英は何に怯え、何を乗り越えていったのだろう。

NODA・MAP第11回公演 「贋作・罪と罰」
東京公演:2005年12/06(火)~2006年1/29(日)  Bunkamuraシアターコクーン 
大阪公演:2006年2/06(月)~2/18(土)  シアターBRAVA
出 演:松 たか子・古田 新太・段田 安則・宇梶 剛士・美 波・野田 秀樹
マギー・右近 健一・小松 和重・村岡 希美・中村 まこと・進藤 健太郎 

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今さらですが、長塚さんって… [entertainment]


先日放映されたNHK深夜劇場の『胎内』をやっと観ました。
劇場で観たときには台詞の饒舌さに息がつまり、早くこの空間から逃げたい!(演出的には成功?)という拒否反応的な見方しかできず、
重くて退屈で、何故今この芝居を選んだのかまったく理解できなかったのですが、
長塚さんのインタビューと再見ではるかに観やすくなり、彼らの切なさとか思いがやっと少し見えるようになったかなと思えました。

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